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「利島のイルカを知って頂く会」のご報告をさせて頂きます。

2013年3月16日(土)13:00~14:30、東京都利島村 勤労福祉会館に於いて、「利島のイルカを知って頂く会」が開かれました。
この会は、利島村在住者の方々に、利島の周辺海域に棲みついている16頭のイルカをより知って頂くことと、イルカの保護を呼びかけることを目的とし開催されました。当日は年度末のお忙しい中、40名近い方々にご参加頂きました。

発起人:坂野正人氏
1月31日に開かれたドルフィンスイム船の船長会議で、坂野正人氏より提案され、船長全員の同意を得て準備が進められました。

主催:「利島ドルフィンプロジェクト」
利島村に於いて、藤井雅彦氏、笹原史雄氏により、口コミや村内放送にて、村民の皆様へ呼びかけを致しました。

プログラム:
1、藤井雅彦氏  開会の挨拶
2、梅田和久村長 (利島ドルフィンプロジェクト代表) 挨拶
3、坂野正人氏 ビデオ&お話 「イルカの基礎知識」
4、東 治彦氏 ゲスト講演「利島のイルカ16頭の紹介」
5、質疑応答

概要: 
藤井雅彦氏 挨拶:
本日はお集まり頂きありがとうございます。私は18年前、利島にイルカが棲みついた当初からイルカに携わり、同時にイルカの保護を呼びかけてきました。その間、一隻でドルフィンスイムをやってきたのですが、一昨年から一隻増え、今年更にもう一隻増えることもあり、皆さんにより広くイルカの保護をお願いしたいという思いからこの会を開くことになりました。

梅田村長 挨拶:(村長の許可を得て要約してあります)
皆さん、お忙しい中、お集まり頂きありがとうございます。
「利島ドルフィンプロジェクト」の中身や内容、あるいは取り組みについては、プロジェクトの方からご案内があると思いますが、このプロジェクトの趣旨は、イルカと観光の共存を目指して、如何にイルカにストレスを与えないようにするかと言うことで、そういった取り組み、活動を今までしてきました。
ただ、このプロジェクト、あるいはイルカの保護を取り巻く環境というのは、大変厳しくて、御蔵島でも三宅島でもずっと共同してやってきておりますけれども、他の町村から利島へ乗り入れさせてほしいとの話も、実際来ております。そこで私は、昨年9月の定例議会で、利島村の海域を全面遊泳禁止にしました。その中で例えば、学校の遠泳とか、あるいは他の村との交流事業の中で、子供たちを海で泳がせたいと言う場合など、「村が許可する」という条件をつける形で実行に移してゆきたいと思っております。
それで、その中で、私も今年3月の定例議会において、イルカの保護活動をしてきた「利島ドルフィンプロジェクト」に対しては、「イルカにストレスを与えないこと、遊泳者の安全に万全を期すことを条件に遊泳を許可する」ということを表明いたしました。ぜひ皆様、これからプロジェクトの保護活動とイルカについてのいろいろなビデオとかあろうかと思いますが、利島のイルカをいかに保護してゆくのかという視点、ぜひそのあたりをしっかり認識して頂ければと思っております。

坂野正人氏 「ビデオ&お話」:
イルカの基礎知識と、利島のイルカの歴史を、映像やイラストを示しながらお話致しました。
【イルカは哺乳類、魚じゃないよ!】*赤ちゃんの誕生~育て方、身体の説明、ソナー(超音波)の話、行動範囲などの紹介。
【イルカの仲間は80種類】 *分類の仕方や、以前利島の桟橋近くに現れたマッコウクジラやザトウクジラの話題にもふれました。
【利島のイルカの長~い歴史】*1995年にココが現れてから現在に至るまでの経緯を紹介致しました。
【なぜイルカは利島にいるの?】*イルカに聞いてみないとわからないが、餌が豊富で、子育てができる安全な場所だからではないか。利島の海は昔から島の漁師さんが魚を獲り過ぎないように大切に漁をしてきたので、イルカたちが食べる魚もたくさんある。また、イルカの一番の天敵である人間が優しいことも影響しているのではないか。などの話の後「利島のイルカを守りましょう!」のメッセージで締めくくりました。

東 治彦氏 「利島のイルカの個体紹介」
千葉県立国分高等学校で教鞭をとられておられる東氏にゲスト講師としてお話頂きました。東氏は、2010年からmixi「利島の海」の仲間と共に、利島周辺海域に棲みついているイルカをリサーチし、16頭すべての個体識別表を完成させています。個体識別の意義や個体識別の方法、個体識別リストを使って、個々のイルカの特徴を挙げながら、識別方法をお話頂きました。
また、今回は島民の方対象のお話ということで、船の上からでも背ビレの傷によって識別しやすい個体(ココやカイソウなど)を中心に、イラスト資料を参加者にお配りしご説明頂きました。個々のイルカを識別することが、イルカ保護の意識を高めることにつながっていくこと、その大切さを知ることのできる、わかりやすいお話でした。

質疑応答:
参加者からの質問の中で一番印象的だったのが、「イルカとの信頼関係をどう作っていくべきか」という質問でした。それに対し、東氏は「ルールをしっかり守ることが第一。そのためにも船長の毅然とした態度が重要になる。」と答えてくださいました。

会の後、ご出席頂いた利島村漁業協同組合組合長の梅田 寛氏より、次のような談話を頂きましたので、併せてご報告致します。

「利島近海に住むイルカについての対応ですが、組合員がドルフィンスイム事業を行なっていることもかんがみ、組合としては、イルカをいわゆる害獣駆除の対象とはせず、今後も生態系を調査し、当面見守ってゆくつもりです。」

以上が会の概要です。

今後共、皆様のご協力をお願い申し上げます。

                                                   利島ドルフィンプロジェクト


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